会長所信
CHAIRMAN BELIEF
令和4年度安城商工会議所青年部
スローガン・会長所信

ひろげる!
地域とともに
令和4年度 安城商工会議所青年部
会長 深津 貴弘
私は平成27年度の途中に安城商工会議所青年部(安城YEG)へ入会し、平成29年度に渉外委員会委員長を拝命しました。上の言葉は、渉外委員会が担当する例会として一般公開事業・青少年育成事業「わんぱくみこし」を企画した際に、平成29年度の会長である栄圭士先輩から掛けられた言葉です。私が立案した事業は安城YEG規約第4条のどれにも当て嵌まらないものでしたが、栄圭士会長(当時)の理解・応援を得まして、7月及び8月に実施するに至りました。事業を開催した安城市立桜町小学校及び安城七夕まつり会場に集まった子ども達の楽しそうな笑顔!歓声!今でも目に焼き付いています。
その栄圭士会長(当時)が掲げられたスローガンが「ひろげる。地域と共に!」でした。
私は渉外委員会委員長として、そのスローガンを達成するために予定者の期間を含めた500日間、商工会議所青年部活動(YEG活動)に力を注ぎました。そして、安城YEG会長への就任を前に自身のこれまでのYEG活動を振り返ったとき、私が関わったYEG活動のすべての背骨にこのスローガンがあったと考えるに至りました。
YEG活動に従事していますと「社業優先」という言葉を耳にします。社業優先、全くもってその通りです。慈善活動も大切なことですが、会員それぞれが経営・従事する事業所が、会員の住み暮らす市町へ又は会員が経営・従事する事業所のある市町へ良質な製品やサービスを提供すること。そして、しっかり売り上げを作り、利益を上げ、住み暮らす市町・事業所のある市町へ納税すること。青年経済人にとってこれ以上に大切なことはありません。
昨年来のコロナ禍において、人と人との繋がりや団体・集団の優先順位を考えたとき、YEGの優先順位は低くなってしまいました。まずは「家族」があって、次に「会社・事業所」があって、就学しているご子息ご息女がいらっしゃれば「学校の繋がり」があって、同業者の親睦団体もあって。安城YEG会員の認識の中で、異業種の親睦団体であるYEGの優先順位は低くなってしまいました。
しかし、私はYEGには可能性があると信じています。YEG活動には負担が無いとは言いません。時間的な負担、金銭的な負担、心理的な負担、色々な負担があると思いますが、私はそれらの負担に見合った事業、得られるものがある事業を展開したいと考えています。得られるものは社業の発展に繋がる学びかも知れません。事業を設営する中で培われる友情かも知れません。そして、培われた友情を介してビジネス上の繋がりが生まれるかも知れません。私は、YEG活動から得られる色々なものが、豊かな郷土づくりに繋がるのだと信じています。
この地域で、この地域とともに、YEG運動をひろげていきましょう!